フルカーボンのピストバイク! DOSNOVENTA(ドスノベンタ)のハイスペックカスタム

DOSNOVENTA(ドスノベンタ)というピストバイク

「DOSNOVENTA」は、スペインのバルセロナで誕生したフレームメーカー。

読み方はそのまんま「ドスノベンタ」です。発音を意識すると「ドスノ"ヴェ"ンタ」ですね。

ピストだけでなく、以前はロードも出していました。

日本国内の販売取り扱いは【BROTURES(ブローチャーズ】、それから最近【DINER(ダイナー)】が加わります。


始まりは2009年からと新しいメーカーです。しかし、製品のスペックに加え、クールなアートワークやハイセンスなライダーのプロモーション活動が相まみえ、瞬く間にピストユーザーに認知されていきました。


そのドスノベンタ、基本はアルミフレームが多いナインナップの中、ハイエンドモデルとしてフルカーボンフレームが存在します。その名は"TOKYO"。東京です。日本の都市名が冠されます。


さて普段はクロモリ系ピストやDIY的街乗りカスタムをメインにするこのブログですが、、

先日、知人がえげつないカスタムの"TOKYO"に乗っていたので記事にしてみます。

かなりのハイスペックカスタム。"こんな方向性もあるよ"といった感じでご覧ください。


DOSNOVENTA TOKYO

フルカーボンのピストバイク

DOSNOVENTAがフレームに使う素材は、アルミを中心にスチールや過去にはスカンジウム合金(!)など様々。そして各モデルには世界の都市名が冠されます。

その中で日本の都市名が冠されたのはフルカーボンの"TOKYO"だけ(ちなみに2019年現在は後継モデルの"NEO TOKYO"となります)。


TOKYOのカーボン素材

"TOKYO"のフレーム素材に使われるカーボンは、当然ながらハイモジュラスカーボン。ちなみに"ハイモジュラスカーボン"="普通のカーボンより高弾性で変形しにくいもの"です。簡単に言えば、上級のカーボン素材ってことですね。

DOSNOVENTAの公式サイトによると、TOKYOのフレームカーボン素材については以下のように説明されています。

DOSNOVENTAのためだけに製造された「C6」カスタムカーボン素材で製造されたフルカーボンフレーム。
DOSNOVENTAのラインナップの中でも最も軽く、剛性、弾力性、圧縮性能などすべての面で最も優れ、街乗りからレースなど、どんな状況下においてもパフォーマンスを発揮する。高級感とハイテクノロジー、軽量性と反応性、操作性と耐久性など、一見背反するように見えるものがうまくバランスを取って融合するようなまさに芸術品である。
"オフィシャルサイト(https://dosnoventabikes.com/ja/)より一部抜粋"


そしてフォークももちろんフルカーボン。組付けにトルク管理は必須です。適当トルクでもそこそこ大丈夫な鉄系フレームとは違い、非鉄系ハイエンドフレームの宿命。じっくり組んでいきたいフレームですね。


また、フレーム重量については、

  • フレーム単体 1,250g
  • フォーク単体 350g

これがカタログ値です。単純にフレーム+フォークで 1,600g。

パーツの選択によっては完成車で6キロ台も余裕でしょうか。


DOSNOVENTAのハイエンド・カーボンカスタム!

DOSNOVENTA TOKYOについて、かなりのハイスペックモデルであることをご紹介しました。


正直このレベルのフレームになると中途半端なパーツは使えません・・いや、規格でいえば一般的なパーツも全然使えますが、フレームの性能をフルに発揮するなら、やはり一級のパーツで組み上げるべきかもしれません。


前置きが長くなりましたが、これから紹介するのは、改めてそう感じさせられるカスタムです。

画像をご覧ください。

先ずは全体像です。すでに凄まじさが伝わってきます。笑

細かく見ていきます。


▼フロント部分▼

ハンドル&ステム

ハンドルとステムは「DEDA ELEMENTI (デダ エレメント)」。

ハンドルバーは“M35 RHM”に、ステムは“トレンタチンクエ"!一般的なオーバーサイズよりさらに直径が大きい35mm規格。ねじれ剛性が強化された硬いハンドル回り。


フロントホイール

フロントホイールは誰しも憧れる「カンパニョーロ」の”ボーラウルトラ”。リムの高さは、インパクトのある80mmハイト。

リム素材はこれまたフルカーボン。ハブもカーボンボディになっています。スポーク本数も少なくチューブラー仕様なので、重量はなんと700g台!




▼リア部分▼


クランク

自転車駆動系の心臓、クランクには「ROTOR(ローター)」の"ALDHU(アルデゥー)"。

ハイスペックなエアロ系ダイレクトクランクといえばやはりこれですね。


コグ

チェーン離れがよく、軽快な回転をもたらすことで人気な「EURO-ASIA(ユーロアジア)」をセット。普段目立たないパーツですが、コグは後輪を駆動させる為に絶対に必要なパーツ。しっかり走りを意識するなら見落とせない部分。


リアホイール

やはり目が行くのがインパクト大なリアホイール。

フロントと同じく、「カンパニョーロ」。そしてこのディスクホイールといえば"ギブリ"です!

もう説明するまでもないですが、カンパニョーロの傑作ホイール。

当然チューブラー仕様にフルカーボンで、重量はカタログ値で【825g】。反則です。笑

ディスク中心にあしらわれたツバサのモチーフは愛らしいですが値段は男前。

ちなみに私はこのホイールを天使の羽って呼んでます。

さすがはカンパニョーロとしか言いようがありません。




▼斜め下から▼

カスタムペイント

カーボンならではの有機的な造形が美しいヘッドチューブ周りやリアステー。

独特の艶やかなカラーを際立たせています。さて、DOSNOVENTAファンの方なら気づいているかもしれませんが・・

このTOKYO、塗装がカスタムされてます。

本来TOKYOのフレームカラーは"ブラック"ですが、このカスタムTOKYOは深くグリーンを纏いながら、マジョーラの様な色味になっています。

この塗装/カスタムペイントは、NJSフレームでも有名な"BOMBER PRO"の「鶴岡レーシング」に依頼したそう。
【▷鶴岡レーシングへのリンク
しかも、表面には【甲冑コーティング(特殊コーティング)】を施し、ちょっとやそっとの飛び石では傷もつかない強度に仕上げてあります!

オーナーのこだわりは相当なものです。。



DOSNOVENTAカスタムまとめ

いかがでしょう。ただでさえハイクラスな"DOSNOVENTA TOKYO"のフルカーボンカスタム。

ここまでくると、気軽にマネできる代物ではありません。コスト的な意味でも。笑

カスタム総額は軽く大台です。そして車体は軽量に仕上がります。ピストの重量の軽さはコストの高さに反比例します。


ここまでのレベルになると、もはやオリンピックの競技機材と同スペックです!ピストにハマった人の、"こんなカスタムがしたい!"という気持ちが形になったかのよう。


今回は超ハイエンドなカスタムピストのご紹介でした。

そっくりそのままに仕上げるのは難しいですが、カスタムの方向性として一つの参考イメージに如何でしょうか。

僕がTOKYOをカスタムするなら、


カスタムペイントでフォーク裏のロゴを"NEO OSAKA"に変えるかな。

まんま【新大阪】に笑


miki


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2021/03/13

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