ピストバイクのパンク
パンクの原因を考える
「パンク」といっても、色々なケースがあります。
よくあるパンクといえば、「リム打ちパンク」。
これは歩道などの段差に乗り上げたりする時、タイヤの空気圧が低いことが原因で、タイヤ内の「チューブ」が「リム」に接触して裂けることで起きるパンク。
チューブがリム打ちした際に、左右2箇所に裂け目が出来ることが多いので、別名【スネーク・バイト(蛇に咬まれたように見えることから)】ともいいます。
なんかかっこいいですね。
「ヤベっ!パンクした!!」ではなく、「チィッ!スネークバイトだぜ!」っていうと、かっこいいかも。
いやそんなことはないですね。
今日は
- パンクの原因箇所をさぐる
- パンク修理の下準備
- パンクの修理箇所を確認
ここまでの作業を記事にしてみました!
1.パンクの原因箇所はどこなのか
疑わしいのは何か
先日、タイヤを交換して走ったその日の内に「リアタイヤ」がパンクしました。
久しぶりのパンク修理。
パンク修理の際に、先ず"何が"パンクしているかといえば、「チューブ」ですね。
"パンクの原因はタイヤに有り、タイヤ交換すればいい!"と思う人も多いと思います。
しかし、よっぽどタイヤもすり減っていない限り、根本的にパンクの問題になり交換が必要になるのは、空気が抜けているチューブです。
そしてチューブの空気が抜けている場所をチェックしてやると、パンク原因の見当がつきやすいです。
実は今回のパンクの原因は、薄々見当がついてました。
それはリムテープです。
タイヤ交換の際、結構よれてるリムテープを交換しなかったのが恐らくの原因でしょう。
さっそくチェックしていきます。
2.パンク修理の下準備
空気漏れはどこからなのか
先ずは、空気が漏れている場所を確認。
フロアポンプで空気をいれていきます。すると。
手で握っているあたりから空気の抜ける"プシュー"という音が聞こえてきました。
この空気漏れの音がする箇所を覚えておき、さっそくホイールを外します。
ホイールを外す
リアホイールのチェーン引き金具を緩めて、
ハブナットを緩めて。
リアホイールが取り外されました。
3.パンク修理箇所を確認
タイヤを外す
下準備がすんだら、いよいよパンク修理箇所を見ていきます。
タイヤを外し、「タイヤ」、「チューブ」それぞれの確認をしていきます。
鋭利なものが刺さっていないか、タイヤが劣化して裂けたりしていないか。
しっかり見てやりましょう。
タイヤレバーをリムとタイヤの間に差し込み、タイヤを少しずつ浮かして外していきます。
チューブとタイヤを外したホイール。青いのが「リムテープ」
さて、タイヤとチューブが外れたところで、先ずタイヤの様子を見ました。
タイヤについては全く異常なし。きれいなもんです。
チューブはどうか。先ほど空気漏れを確認した場所は、やはり一か所に穴が開いていました。タイヤ側ではなく、リム側に一か所の穴。
ますますリムテープが怪しい。
チューブの穴が開いていた箇所と接していたリム面をみると、、、
はい。これです。
リムテープ、ずれてました。
鋭利なニップルホールが露出しており、ホールの縁がチューブを傷つけたものと思われます。
疑惑は確信に変わったわけです。
今回の確認と下準備で
「リムテープのズレ」による、チューブとリムの金属面接触だろう
と。
9割方断定しました。
まあ今回のパンク原因探しはかなり楽ちんでしたが、「穴が開いてる場所が分かっても、なかなか原因が分からない」という事もよくあります。
リム幅に対してタイヤ幅が合っていないことが原因とか。
意外と見落としがちなところに原因があることも多々。
一か所ではなく、なぜか複数個所が裂けている場合などは、パンク原因も複数存在する可能性も。
パンク修理は、チューブやタイヤ交換して「ハイ!おしまい!」ではなく、「何でパンクしているのか」を考えてあげることが重要です。
パンクしたときは、その原因を一つ一つ考えて色々と試行錯誤していく。
するとパンクも繰り返すことが減りますし、自然に乗り方やカスタムの知識もついてきて、一石二鳥。
結果自転車がもっと楽しくなる。
そう考えてます。
次回
次回の更新でリムテープの装着とタイヤ/チューブの取り付けの様子を更新します。
ちょっとした裏ワザなども掲載予定!
次回、「ピストバイクのパンク修理! | リムテープ交換編 【その2/2】」もお付き合いください。
miki
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