thickslick | リアに装着してスキッドとかしてみた

リアタイヤを変えてみた

thickslick

以前、"thickslick"のタイヤをフロントホイールに装着した記事を書きました。

「thickslickに関する過去記事はこちら


先日のこと。リアタイヤの"ランドナー"が限界を迎えてきたのと、フロントフォークを交換したことで"thickslick"がフロントに使えなくなった(フォークに干渉する)ので、リアタイヤに装着してみました!



ピストのリアタイヤ

固定ギアのピストバイクは特殊な自転車です。


特にリアの構造。

クランクの動きと後輪の回転が直結するので、路面と摩擦するリアタイヤの性能は、モロに走りに影響します。

出足の軽さとか、グリップ性とか。あと「スキッド」の耐久性とか。


これまでリアタイヤで試してきたのは

――――――

・Vittoria/ランドナー 【関連記事

・continental/GATORSKIN 【関連記事

・KENDA/完成車取り外し品←製品情報がなくてスイマセン。まあ安タイヤです。笑

・PanaRacerのロードバイク練習用とか、Vittoriaザフィーロやルビーノとかいろいろ。

――――――

主にこれら。

で、今回は"thickslick"!


ランドナー、GATORSKIN、thickslick。

これで有名どころはコンプリートかな?


では、thickslickをリアタイヤに使ってみた感想を

・グリップ性

・耐久性

・トリック使用

の3つをふまえて書いてみようかなと思います。



thickslickの使用感

まずはthickslickを装着するフレームのスペックを。

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・フレーム:CartelBikes/クロモリ車体

・ギア比:2.82

・用途:街乗り&トリック練習メイン

――――――

ざっくり、こんな感じ。


まあ街乗り用のチャリンコですね。

あまり軽いパーツも使ってないし、とりあえず頑丈な普段乗り。

レーシングスペックではありません。

この車体のリアに装着してみます。


グリップ性

普通。ほんと普通です。

溝がないスリックタイヤってパッと見滑りやすそうな印象ですが、普通にグリップします。雨の日に試しに乗ってみましたが、thickslickは割と地面をとらえてくれます。


「溝がないタイヤ = 溝ありタイヤより路面との設置面積が大きい


ってことですね。そういえばF1マシンのタイヤも溝無しのツルツルだ。

よって一概に「スリックタイヤって滑りやすいんでしょ?」って事にはなりません。


因みに、今回使っているthickslickのタイヤ幅は「28C」。ちょい太め。

同程度の幅感がある「"ランドナー"の32C」と比べた時、スピードのノリもグリップ力もthickslickの方がやや上かな、という感じ。


耐久性

今現在、リアに使い始めてから約2週間

Vittoriaの"ランドナー"だったら、タイヤの表面のトレッド(溝)がなくなってきてシールド層(赤いベルト)がところどころに出始める頃。

thickslickはもともとトレッドがないスリックタイヤの為、ぱっと見でどれくらいすり減ってるのかわかりません。。笑

よって、見た目での耐久性は測るのが難しいので、乗ってみた感じで可能な限り表現してみます。


先ずは耐久性の目安例として、僕の乗り方を。

――――――

・僕の一日の平均走行距離は10kmちょい。2週間で140km。

・一日30分程度トリック練習をする

・"スキッド(主にロングスキッド/ミドルスキッド)"は、毎日する

――――――

こんな感じです。

上記の乗り方で約2週間。


今のところグリップ感が落ちてきた印象もなければ、相変わらずソリッドな輪っかのまま。

まだタイヤのセンターも盛り上がってて、平らにはなってません。

コンチネンタルの"GATORSKIN"よりタイヤの減りが早い気もするけど、ちょっと近いものがあるかも。

Vittoriaの"ランドナー"の場合、タイヤのセンターが大分削れてきてシールド層が出始めるくらいかな。


さて、耐久性という事で「耐パンク性能」についても気になるところです。

ここで少し気になるのは、"GATORSKIN"と"ランドナー"は「パンク耐性構造」として頑丈なシールド層がタイヤ内に有るけど、"thickslick"にはそれらしき機構の採用情報が無いってところ。

今はまだまだ良くても、表面のタイヤゴムの層を使い切ったらいきなりバーストするかもです。


なんせ見た目がまっ黒なゴムの輪っか。

無表情すぎて、内側に秘めたものが全く読み取れませんw

パンクしたタイミングで、試しに輪切りにカットしてみようかと思います。


トリック使用

たいしてトリック出来ない僕が感想を書くのも恐縮ですが、、

取り合えず基本トリックの「スキッド」をしてみたときの感想でも載せてみます。


スキッドタイヤとして絶大な人気を誇る"ランドナー"と比べてみたとき。

確かに若干の違いは感じました。


スキッド音

"ランドナー"でスキッドすると「ズサーッ」って感じで音が鳴ります。

たいして"thickslick"は無音。ほとんど音がしない!

「スルー」っとか「ヌル―」って感じ(分かりずら)。

ちょっと物足りないかな笑


「スキッド」の滑り具合

個人的に"ランドナー"は直進系の「ロングスキッド」も、左右にリアを振る「ミドルスキッド」や「スネーク」、「フィッシュテール」もオールマイティにやりやすいけど、"thickslick"は直進系のスキッドが伸びずらいかなと感じました!

割にリアは振りやすいと感じましたが。

縦に滑りずらく、横に滑りやすい。

そんな印象です。


個々人「スキッド」のクセもあるので、アテにはならないとは思いますが、、

一応インプレです。



thickslickの感想

見た目がシンプルで肉厚。

街乗りでの走りやすさと、簡単なトリック練習にも結構耐えるスペック。

装着もしやすい。

そして、割に安い。


見た目の好みは分かれるかもしれないけど、少なからず「スリックタイヤってどうなのよ?」って気持ちがある人も、一度は使ってみて損はないかもです。


率直な感想は、「結構イケてる」。


今使っているthickslickが寿命になったら、またこの記事を更新します!

今日は「thickslickをリアに使ってみた感想」をお届けしました。



miki


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2021/03/13

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